Q ビッグバンって何?


 『ビッグバン』という言葉は誰でも一度は耳にしたことがあるだろう。
けれども、それがどんなものかよく知らない、という人も多いのではないだろうか。
上でも少し触れたが、ビッグバンとは宇宙創生の始まりとも言われる急激的な爆発のこと。
もっと詳しく言うと無の世界にある時、ゆらぎが生じて宇宙の元になる時空が生まれ、
それがある一点に集中して火の玉のように超高熱、超高密度の点になり、
その火の玉が爆発的に膨張して宇宙が出来たというものである。
無の世界とは、宇宙のできる前の状態で、時間も空間も無い状態のこと。
では時間も空間も無い状態からどうしていきなり時空が生まれたのか。
無の世界、といっても全く何も無いわけではない。
表現が難しいが、時間や空間が無くてもゆらぎという一種の歪んだ状態が存在する。
これが生じることによりビッグバンの種が生まれてくると考えられている。

ところで、このビッグバンは凄まじいものだった。
我々が住むこの宇宙を作ったのだから、その爆発はとてつもないエネルギーを持っていたのだ。
ビッグバン開始10-44秒後には温度が1033℃、直径は1036cmになっていたと言われている。
これから分かるように、ビッグバンが始まってほんの僅かな間に、宇宙は膨大な広さにまで膨張したのである。
それから更に膨張し続けると、やがてその温度は下がり、塵やガスが集まって星雲が生まれてきた。
そしてこの星雲からは、木星のような惑星や太陽のような恒星が作られてきたのだ。
そして何億年という長い歳月をかけて、我々の銀河系、太陽系、そして地球が誕生した。
地球は誕生してからおよそ46億年といわれている。
太陽も約50億年ぐらい前に誕生したと言われている。
我々もこのビッグバンが無ければ今こうしていることもできなかったかもしれない。
宇宙の創世がビッグバンであるということは今は定説になっているが、果たしてそれが正しいかはまだ確証が得られていない。
これも今後の天文学界の課題のひとつであろう。



ReturnIndexNext


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送