金星 (Venus)
地球の内側を公転する惑星の金星。この金星には地球のように薄い大気がある。
しかし大気と言っても酸素は殆ど無く、人間は住むことは出来ない。
金星の表面の気圧は90気圧で、水深900mでの水圧に相当する圧力が常にかかっている。
また、大気の成分は95〜98%が二酸化炭素が占めている。
そのため温室効果により表面温度が400〜500℃にまで達してしまう。
そして平均温度は464℃で、400℃を下回ることは無い。
更に、金星は厚い濃硫酸の雲に覆われている。
この雲の中では秒速約100mというジェット気流の3倍もの強い風が常に吹き荒れている。
金星の特徴としては太陽系のほかの惑星は公転の向きと同じ方向に自転しているが、金星は公転の向きと逆向きに自転していることがあげられる。
金星は明け方と夕方にのみ観測でき、日の出後と日没前の3時間程度観測できる。
← 金星の地表面のイメージCG
| |
金星データ
赤道半径 |
脱出速度
| 公転周期 |
衛星数 |
6052km |
10.36km/s |
0.6152年 |
0 |
|