次に宇宙を語る上でも必要な次元・時空の話をしておこう。 次元とは、しばしば軸の数であると言われる。 難しく聞えるかもしれないが、何てことはない。 簡単に言えば直線が1次元で平面が2次元、そして我々の住む世界は3次元だということである。 つまり、空間が3次元というのは立体の世界なのである。 縦×横×奥行きで表わせる我々が普段生活している世界である。 これに対して空間が2次元というのは、平面の世界。 紙の上に描かれた文字や図形、またテレビやパソコンの画面など、面の世界である。 そして数学の図形の問題でも「3次元空間において」という具合に出題されることがある。 この次元というのがその軸の数、つまり、X座標とY座標とZ座標のことを意味しているのである。 そしてこの次元という概念は、実は空間だけでなく時間にも適用される。 普段は空間は3次元空間ということを認識していても、時間が何次元時間であるかということを認識している人は少ない。 それは、時間は一方通行で、考えようが無いと思われているからである。 けれども、我々は過去へは戻ることができない。 時間は常に未来へ向かっている。 このように時間が一直線上を進んでいると考えると、我々の住む世界の時間は1次元時間ということになる。 この空間と時間においての進むことのできる軸が次元という概念の考え方である。 次に時空について解説しよう。 時空とは時間と空間の融合したもので地球では空間3次元、時間1次元の4次元時空の世界となっている。 4次元というと何だか不思議な感じがするかもしれないが、時間軸も加えると4次元の時空ということになるのだ。 そしてこの時空は絶対的で全てのエネルギーおよび物質はこの時空の元に存在することができるのである。 何を言ってるのか分からないかもしれないが、どんな物質でも時間と空間が無ければ存在することができないのだ。 なので当然宇宙でも時空は存在する。 でなければ地球おろか太陽や他の惑星も存在することが出来ない。 この時間と空間の概念を独立のものとして考えるのではなく、お互いに関与しあっていると言った人物がいる。 それはかの有名なアインシュタインだ。 その彼の考え方のおかげで今でも時空という概念が考えられるようになっているのである。 宇宙のことを語る上でも、この時空の概念は重要になってくる。 実体が無いのでとっつきにくいものであるが、我々の住む世界が4次元時空だということは理解しておいてもらいたい。 |
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