清越鉱山篇


Introduction

 5月吉日、車を走らせること2時間。
同じ静岡県だというのにこのアクセスの不便さ。
そんな困難を乗り越えやってきたのは土肥町に存在するこの清越鉱山。
既に廃鉱、ではなく休鉱状態のこの廃墟は、案外簡単に見つかった。
土肥から修善寺へ抜ける136号線を走りすぐ右側に見える大きなキノコのモニュメント。
農林大臣賞受賞した椎茸は是非食してみたいものである。
その町興しのモニュメントの横の細い道を暫く進んで行くと辿り着く。
工事車両が待機するその不精光景を横目に更に道なりに進む。
車1台がやっと通れる狭い道を進むと、そこは桃源郷だった。
開けた場所に出たと思ったら左手に蕭然と佇む廃墟。
これは、そんな廃墟探訪の物語。





<<登場人物紹介>>

隊長……年齢不詳、住所不定、職業不明、好きな動物はアルマジロ、性別は♂

ひなた……13歳の中学1年生、好きな動物はフェレット、性別は♀







隊長、廃鉱前は今は物置場とされているようですね


上を見上げれば、屋根の無い天井から覗く蒼穹…じゃないですね……


奥に見える木造の建物……あれですね?


窓ガラスが割れ、草木に覆われたその姿は郷愁を感じさせますね


廃鉱の全景、廃れ具合に何とも言えない味わいがありますよね


開けた場所、木々の奥にひょこり顔を出す建物…あれは何ですか?


隊長!! ガラスの割れた窓から誰かこっち見てますよ!! 冗談ですよ……あ痛っ!!


こちらも何らかの施設、一瞬北○鮮に来たのかと思っちゃいました…


蔦や草が生い茂り、そそられる佇まい…


建物内部確認中……


フラッシュオン!!


内部はすっかり誇りが被っているようです


布団やポリバケツが散乱する姿が何とも廃墟らしいですね


海も近いこともあってか、舟が放置されていますよ


嘗てこれを操作していた人は今は……グスン…


火気厳禁なようです……って、だからタバコはダメですって!


隊長、木造建築は倉庫のような建物でも味わい深いですよね


列車注意、了解です……多分トロッコでしょうね


金網が張られておりここから先は進入不可、全景だけパシャ


木造の建物内部を盗撮……隊長、何ともいい景色ですよ


もう一度別角度で盗撮……隊長、中身は案外綺麗でした


廃鉱の方へ向かう途中の休憩所のようです


嘗てはここでどんな会話が繰り広げられていたのでしょうかね


屋根だけ取り残された施設…これは何でしょうか


目的の場所に到着……入口は……


草が凄いです……きゃつらを焼き払え!!


入口発見……調査開始です


内部は涼しい空気の溜まり場でした


携帯が圏外でも、これで安心です


とりあえず、水分は確保しました


食料も確保です、梅干がこんなに沢山あります


昭和レトロブームにもしっかりとついて行ってるようです


冷蔵庫です……中身はまだ少ないけど…


ここだけ空気が違いますね、隊長


わぁ〜、けっこう広いんですね


お酒の瓶ですね……って隊長…それ空ですよ……


戸棚の中です……あら…ここにも酒瓶が…


見て下さい隊長!! いい景色ですねぇ〜


床の所々が抜けて……下はこうなっているようです


あらら……こっちはすっかり床が剥がれています…気をつけましょう…


もうすっかり廃れてますね……床抜けないかな…


長く急な階段……ホラーゲームに出て来そうですね…


下の階に着きました……デゴイチ思い出します


ニッカのウイスキーですよ隊長、しかもまだ中身が……


テクモの零みたいな景色ですね……


内部の全景です、隊長、是非Light Wave3Dで再現したいですねぇ…


木造建築はやっぱいいですね……廃墟って感じがします


うわぁ〜……一輪車が朽ちた床に……ホント気をつけないと…


下に降りる階段ですが……これは無理ですね…諦めましょう…


引き返してきました、緑が素晴らしいコントラストです


フラッシュ無しでパシャリ


今度はセピアにしてみました……趣ありますねぇ〜


保…安……業…ですかね? そう書かれています


スロープから下に降りて下から覗いて盗撮です


ほぉ〜……あられもない姿が丸見えですねぇ〜


ここの空間に鉱石とかバンバン落としてたんでしょうね


金とか落ちてないかな……無いみたいです、残念ですね……



Epilogue

これが実質初めての廃墟巡りとなったわけだが。 初体験はどうだったかね?

……隊長…その言い方はやめてください……普通に誤解を生みますから…。

今度はどこ行きたい? どういう廃墟がいいんだ?

無視ですか……まあ次は普通に廃ビルとかがいいんじゃないですか?

よし、じゃあ今度は御殿場へ行ってみろかい?

なんちぃ、あいにだってわっかもっか……って、何やらせるですか!?

……そのネタ分かる人どんだけいるんだよ…ってかお前何歳だよ…。

……さぁ…。






 廃墟の趣は、実際に肌で体感しないとなかなか分からない。
哀愁を帯びた佇まいを見せる廃墟。
今回の清越鉱山は、保存状態は良好。
自然に朽ちた感じがいい塩梅に出ている廃墟だろう。
いつかもう一度訪れてみたいと思う。


                        H19.5/19


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