イケナイ関係@


 私、山川ともみは小学6年生の12歳。
今日も放課後、いつものようにお友達2人とお話をしています。
しばらくすると、話の方向が段々とエッチな話になっていきました…。

ユ「へぇ〜、みっちゃんはもう彼とチューしたんだ〜、すごいな〜」
み「そんなことないよ、隣のクラスのりっぴーなんてもうエッチしちゃったって言うし」
ユ「え、マジ!? …初めてって痛いんでしょ?」
み「らしいね。 私はまだだから分かんないけど。 それよりともちゃんはまだ彼いないの〜?」
と「え? 私…? ……う、うん…まだ……」
ユ「えー? なんでー? ともちゃんかわいいのに…」

私の友達はみっちゃんとユッコです。
みっちゃんとユッコの二人とも、もう彼氏がいます。
二人とも明るくて、クラスでも人気があります。
それに比べて私は大人しくて、そういうことには疎いのです。
当然、彼氏もいません。
いつも3人でいると、たまに彼氏の話とか、エッチな話になったりします。
でも、そういう話になると私はついていけません。
特に、エッチの話では、いつも何を言ってるのかさっぱり分かりません。
こういう話になると、私はいつも肩身の狭い思いをしているのです。

ユ「ところでさ、今日うちに来ない?」
み「あ、ゴメン、今日ピアノ行かなきゃならないの」
ユ「あ〜そっか…。 じゃあともちゃんは?」
と「え…あ、私は大丈夫だよ」
ユ「本当!? じゃあさ、家に帰ったらすぐに来てね」
と「うん……いいよ…。 でも何するの…?」
み「もしかして2人でエッチなことしたりしないよね?」
ユ「そんなことはしません! うん、ちょっと相談に乗ってもらいたいんだ…」
み「ふ〜ん…。 あ、じゃあ私ピアノあるからもう帰るね、じゃあね〜」
と「あ、バイバ〜イ…。 ユッコ、それじゃあ帰ったら行くね」

そして私たちは家に帰りました。
みっちゃんはバスで、ユッコは私とは方向が違うので、帰りはみんな別の人と帰っています。
でも、私はいつも一人です……淋しいです。


 家に帰るとすぐに、ユッコの家へ向かいました。
ユッコの家はちょっと遠いので自転車で行きます。
自転車で15分くらい、やっと着きました。
インターホンを鳴らすと、直ぐにユッコが出てきました。

ユ「あ、いらっしゃ〜い。 上がって上がって〜」

ユッコの家は、大きな2階建ての家です。
家に上がると1階のリビングに入りました。
いつもはユッコの部屋で遊ぶのに、今日は何故かリビングです。

と「あれ? 今日はユッコの部屋じゃないの?」
ユ「あ、うん、ちょっとね…。」

2人並んでソファーに座りました。

と「今日は家の人、誰もいないの?」
ユ「ううん、お兄ちゃんがいるよ。 お父さんとお母さんは仕事」
と「それで相談って…?」
ユ「あ、う、うん…まだ後で話すよ……」

今日はユッコが相談があるということで家に来ました。
けれども、なんか様子がおかしいです。
相談事を話したくない様な、そんな様子です。

ユ「あ、そうだ! ケーキ食べるよね?」
と「え、あ、いいよ、おかまいなく」
ユ「遠慮しなくていいよ、ともちゃんはお客さんだもん」

ユッコはそう言うとキッチンにある冷蔵庫の中を覗きました。

ユ「あ、ゴメ〜ン、ケーキ買ってなかったから今から買って来るよ」
と「え? そんな、いいよ!」
ユ「いいからいいから。 それじゃあ買ってくるから待っててね」
と「あ、ユッコ………行っちゃった…」

ユッコはドタドタと出て行くと、玄関の閉まる音が聴こえました。
そこまでしなくてもいいのに…。
私はリビングに一人、残されてしまいました。
何をして待ってようか、そう考えていた時です。


  ギィィィ……


リビングのドアが開く音が聴こえるなり誰かが入ってきました。
ユッコのお兄さんです。

と「あ、おじゃましてます…」
兄「え、ああ、いらっしゃい…」

お兄さんは入ってくるなり冷蔵庫から牛乳を取り出し、ソファーに座りました。
初めて会うお兄さんは、私と同じで大人しそうな人でした。
そのお兄さんが、牛乳を一杯飲むなり、話しかけてきました。

兄「えと…君は……」
と「あ、私、ユッコ…、祐子ちゃんと同じクラスの山川ともみです……」
兄「ともみちゃんか…。 僕は祐子の兄の博だよ。 一応これでも大学生なんだよ」
と「そうですか…」

会話はそこで途切れました。
この部屋には、私とユッコのお兄さんの二人きりです。
気まずい空気が漂っています。
と、暫くすると博お兄さんが私に話しかけてきました。

兄「あの、ともみちゃん、ちょっと質問していいかな…?」
と「あ、ハイ……何でしょう?」

なんとなく気まずい雰囲気がなくなりました。
そして博お兄さんの言葉は続きます。

兄「ともみちゃんって……まだ処女だよね?」
と「……はい?」

言っていることが分かりませんでした…。
私は一瞬、そのお兄さんがとても怖い存在に思えたのです…。



                 次回へ続く!!

  
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