今回の問題は数字に関する規則性クイズだった。 規則性クイズの王道とでも言うべきこのタイプのものは、しばしばIQテストにも用いられる。 一見単純そうだが、実は奥が深いクイズでもある。 それでは解説していこう。 まず@は『1 2 4 7 11 16 ○』だった。 これは規則性クイズの中でも基本中の基本である。 小学校低学年でも解けるこの問題は、考え込むことなくスパッと答えを出せるようにしてもらいたい。 数字を見ると1の次は2、2の次は4、4の次は7となっている。 これだけでも規則性は分かる。 念のために数字を全部見てみると、その規則性は自ずと見えてくるだろう。 そう、これは『1+1=2』、『2+2=4』、『4+3=7』となっているのである。 言葉で表わすと1から始めその数字に1、2、3…と足す数を1つずつ増やした数が次の数になっているのである。 それで○に入る数を考えると…… 『7+4=11』、『11+5=16』、『16+6=○』となる。 単純な足し算なのでこれはすぐに『22』ということが分かるだろう。 次にAは『1 2 4 8 16 32 ○』。 これも@と同様に考えていけばいい。 1の次が2、2の次が4、4の次が8、8の次が16…となっている。 中にはこれを見ただけでも一瞬にして答えが分かった人もいるだろう。 1、2、4、8…とくればこれは前の数を2倍した数を次の数としていることは容易に分かるだろう。 なので32の2倍、つまり『64』が答えとなるのだ。 この問題は等比数列と呼ばれる形になっている。 等比数列とは、前の数に一定の数を掛けた数字の並びだ。 例えば今回の問題は初項(最初の数字)が1でそれに公比(掛ける数)が2の数列である。 けれども、これを知らなくてもちょっと考えれば十分に解ける、それがこの規則性クイズの特徴だ。 逆に、数学的に考えても解けない問題というのもある。 解き方は自由だが、小学生でも解ける問題というのは柔軟な発想が物を言うのである。 最後にBは『3、12、21、30、○、48』となっていた。 このBは難易度としては@とAとほぼ同じである。 けれども、○の位置が違うので一見すると難しく感じるかもしれない。 でもじっくり見ていけばすぐに分かるはず。 まず3の次が12とその差は9。 次に12の次は21とその差も9。 更に21の次は30なのでこれも差が9。 これでもうお分かりだろう。 これは9ずつ増えているのである。 ということは30の次は39となる。 念のために39の次は48とこれも9増えている。 よって○には『39』が入るのである。 これは初項3、公差(足す数)が9の等差数列と呼ばれるものである。 数学的に考えると難しくなるが、この手のものは暗算でも十分に解ける。 高度な数学を知っている人より柔らかな頭の持ち主の方がこういう問題には強いものだ。 そうした柔軟な考えた方が、規則性の問題の解法を簡単に導き出せるのである。 |
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